ノロウイルス 子供が感染?症状や対処、学校・保育園の登校は?

子供がノロウイルスに感染

子供がノロウイルスに感染すると必要なことは?

 

子供がノロウイルスに感染した場合は、大人に比べると症状は軽いケースが多いのですが、回復まで時間がかかる場合があります。

1日~2日と言われているノロウイルスの潜伏期間を終えるとノロウイルスは発症し、発熱・嘔吐・下痢などの症状が出るようになります。

ノロウイルスに有効な抗ウイルス剤はないため、体内からウイルスが出てしまうまでは対処療法で症状が治まるまで待つしかありません。

その間嘔吐と下痢を繰り返すため、ひどい脱水症状に陥る事があります。白湯やポカリスエットなどの経口補水液など水分を、細かく多めに摂取し、十分な休息を取ることが重要です。

子供が脱水状態にならないようにするには?

 

脱水状態から水、電解質を補給したり維持するのに適した経口補水液があります。感染性腸炎、感冒による下痢・嘔吐・発熱を伴う脱水状態から過度の発汗による脱水状態等に適した補水液があるので、状態に応じて水分を補給するといいでしょうか。

それと大切なのは、大人と幼児、乳児で一日の摂る補水量が違いますので、用法要領など確認してから補水することが重要です。

乳幼児に対しては点滴を長時間行うことは困難なため、スプーンに移して経口補水液で水分補給されることが多くなっています。

また症状が軽くなったら、年齢と症状に応じて、おかゆや、バナナ、すりおろしリンゴなどやヨーグルトなどの消化の良いものや乳酸菌も有効なので摂取するように心がけます。

子供がノロウイルスに感染した後の症状や対処はどうする?

 

また、ノロウイルスは感染力が非常に強く、感染者の吐物やふん便中に含まれる数百万~数億個のうち、わずか10~100個程度で感染すると言われています。潜伏期間中も体内から排出されており、症状回復から最低でも1週間、長くて2週間は他人に感染させてしまう危険があるので周囲の人にも注意が必要です。

ノロウイルスは主に人の手指や食品などを介して移りますが、トイレやタオルなどの家族で共有による接触感染、または吐物による飛沫感染も起こります。

対処は、吐物を処理したり共有物を除菌する場合は、部屋を十分に換気し、使い捨ての手袋やマスクをつけ、タオルやペーパータオルなどで汚れを除去します。その後、二次感染に注意して次亜塩素酸ナトリウムやアルコールで消毒します。十分な除菌を心がけましょう。

症状が治まってからもノロの危険が消えたわけではありません。
ノロウイルスは約30種類もあり、免疫がつく期間も短いウイルスですので、治癒してもまた別のノロウイルスにかかる危険もあります。

普段からマスクや手洗いなどに気を使い、感染しないように心がけることと、人に移さないことに注意する必要があります。”
子どもは大人のようにしっかりと手洗いや、うがいなどの予防対策が徹底できないことや抵抗力が弱いこともあり、大人よりも感染しやすく、学校や保育園などからうつる二次感染が主なものになります。

37~38度の高熱が出たり、嘔吐や下痢などの症状もあらわれるノロウィルスは、子どもは激しい腹痛や嘔吐によって脱水症状になる可能性があるので、食欲がなくてもスポーツドリンクを薄めたものを飲ませるなど、脱水症状にならないように注意する必要があります。比較的症状が軽度の場合は、吐き気や腹痛、軽い下痢、微熱などの症状があらわれます。

また咳が出ることがあります。激しいものではありませんが、風邪に似た症状で鼻水や咳といった症状があらわれる場合があります。また激しい咳が続くようなら、他の感染症にかかっている可能性もあるので医療機関への受診も早めに対処するといいでしょうか。

医療機関の検査方法の一つとして、問診時に症状で判断して利用する検査キットは、潜伏期間により陽性反応が出ない場合があるので幼児や高齢者など、必要な場合のみ検査を行います。また感染力が強いものなので、症状がおさまった後もウイルスが体内にしばらく残っています。

ノロウイルスに感染した場合、学校・保育園の登校は?回復までは?

 

ノロウイルスに感染した場合は、学校や保育園などの集団生活の場に行くことは避けなければいけません。しかし、出席停止日数は定められておらず、感染の心配がないと判断されると保育園の登園や学校の登校が許されます。

回復の目安としては、発熱がおさまり、下痢や嘔吐の症状が治まり元気になったら登園、登校してもいいことになります。

しかし、ノロウィルスは長期間体内にとどまるので、嘔吐や下痢が治まってからもウィルスは便から排出されます。そのため、ウィルス残留期間は子どもの排便などを処理する際には感染に注意する必要があります。

ノロウィルスに感染したら、脱水症状を改善するための点滴を行うことはありますが、ウィルスを死滅させるための薬はない為、治療方法は自宅で安静にすることになります。また辛い症状がでますが、2~3日で症状は治まり回復してきます。

ノロウィルスは感染力が強く、症状が治まってからも便からはウィルスが排出されるために感染の可能性があるので注意が必要です。感染のリスクを避けるために、うがいや手洗いは日常の中でまめに行うこうが望ましいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です