夏の朝、知人が急に胸の痛みを伴う激痛で立っていられなくなり、そのまましゃがみこみました。
安静状態を保ったまま、私が救急車を呼び、知人が救急車で搬送される後を車で随伴して、病院で検査の結果、脳動脈瘤があり、くも膜下出血のための緊急手術を受けることになりました。
とにかく急に胸に激痛が走り、テーブル前の椅子をつかんで支えるのが精一杯の状態で様子が急変しました。
知人の場合は、胸の急激な激痛だったのです。
くも膜下出血の前兆に多いのが頭痛、後頭部、頭全体、頭の痛いところが変化するなどあります。
首の痛みや、肩の痛み、目の痛みや、まぶたが垂れる、めまい、意識が遠のくなど、前兆は人それぞれです。
ただ、くも膜下出血の前兆として共通するところは、これまでと違った頭の痛さ、これまで経験した事のない強い頭痛や激痛が走ったり感じられることです。これまでとは違う異変に気づくことが大切なのです。
もちろん全部が全部、クモ膜下出血とは限りませんが、そのまま放置していたり、ずっと我慢していたり、気に留めないのは、余りにも危険な行為と言えるでしょう。後々の後遺症の影響にも及ぶ場合が多いのです。
人によっては痛みや場所な違いがありますが、なにか違和感が感じられたりする自覚症状があったりします。
ズキンズキンしたり、ずっと嫌な痛み方が継続したり、急な強い頭痛など。
いつもと違う頭痛が感じれば、我慢しないで、くも膜下出血 前兆と疑ってみることが大切です。とにかく知人の場合は、尋常ではない急な様態の変化でした。
もちろん我慢できない急な頭痛であれば救急車を勇気を持って呼ぶことです。
意識が一時的に失う場合だってあるのです。
また、病院でも脳神経外科ではなかったり、専門外の科や先生でも症状によっては見過ごされる可能性はあります。
くも膜下出血の前兆の中で、頭痛を伴わないのに、くも膜下出血である場合も、調べてみると全体の10%に満たない割合で存在します。
ただその場合でも、体に異変に気づく兆候はあります。
虚脱感や肩や首周りの変な感じ・感覚、めまいや視力の変化、その中の意識障害、違和感です。
くも膜下出血になった知り合いの人は胸が締め付けられるように痛い、激痛と言っていたので、安静の状態を確保して救急車を待ち、担架で搬送されました。
夏の暑さ、水分補給、太り気味や、以前に糖尿予備軍に見られる足のしびれなども聞いていて、そうした要因も多少の影響があったのかもしれません。
血管や心臓に負担がかかった可能性もあるかもしれません。
そのまま病院で検査を受けて、クモ膜下出血。脳動脈瘤が肥大化していたので破裂しないように緊急手術となりました。
クモ膜下出血の手術する直前も意識はあって、手術を無事に送り出すための軽い会話が普通にできるくらい意識ははっきりしていました。
脳動脈瘤が見つかり破裂を回避するために、カテーテルではなく、開頭手術を受ける事になったのです。