くも膜下出血で病院に運ばれたり、行く場合、その時の症状は激しい頭痛による症状が大半ですが、
知人のように胸が閉めつれられるような激痛を伴い救急車で搬送された場合もあります。
レントゲンを撮ると、少し心臓に肥大化が見られ、想像の範囲でしかありませんが、
心臓から送り出される血液や心臓の何らかの働きにより、くも膜下出血に至った理由が考えられます。
少し肥満度があることも、そうした血圧を含む影響を与えている可能性もあるかもしれません。
手術前まで意識は普通にあり、脳動脈瘤は破裂したのではないものの、
脳動脈瘤の肥大化が見られ、いつ破裂してもおかしくない状態で、
くも膜下出血のため、一刻も早く手術する必要がありました。
くも膜下出血の症状は本には書かれていない症状でしたが、
人によって様々な症状や兆候は見られることもあるようです。
後々気づくことになるのですが、本人は症状が一気に出る前は、
よく「ふわっとした状態」になると言っていたものでした。
前兆は人ぞれぞれです。
中には一週間ほど頭痛が続いていた人もいますし、そのまま大丈夫だろうと放置していたら、
取り返しの着かない結果に至ったりします。
このあたりから、くも膜下出血の前兆とも言える症状は出ていたのかもしれません。
おかしな症状であれば、病院で頭部CTはもとより、
MRA(核磁気共鳴血管画像)検査で詳しく頭部の状態をチエックできたでしょうし、
そうなれば処置の仕方もより的確にできたと思われます。
ちなみに、MRAとは、MRI(核磁気共鳴画像)を用いて頭部の血管の様子を詳しく立体画像化して、
血管内の血液の流れなど、血管像を描出する方法で脳ドック検査など、
くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の状態を診る時にも利用されています。
兆候は、頭痛以外の微妙な症状もあるかと思われます。
これくらいだったら様子を見てから病院に行ってみようなど、我慢強い人は特に有りがちでしょうか。
でも、本当のところ病院で適切な治療を要する人が、様子見して、
知らず知らずのうち時間がどんどん経って、悪化してしまうこともあるため、
そんなときは我慢や周りのことを考えずに、
一刻も早くに脳神経外科など病院にたどり着き検査をしてもらうことが優先です。
くも膜下出血による命の確保はもちろんですが、
手術後の後遺症が命の優先と同じくらい心配されるからです。
頭痛を伴わないくも膜下出血もあるのです。
いつもと違う頭痛だったり、持続する頭痛や他の体に感じる激痛など、
一見、くも膜下出血でないように見える痛みも、くも膜下出血の可能性は考えられます。
何かが潰れたような音がしたや、肩や首の痛み、意識障害であったり、
体全体の虚脱感などの症状も、くも膜下出血であるようです。
とにかく、いつもと違う体の異変には、要注意して見て判断、処置することが大切で、
後遺症を残さないことも考え、今出来ることを判断して
脳神経外科など病院での早急な処置も視野に入れておくといいですね。