脳動脈瘤が見つかり破裂する寸前で、
その脳動脈瘤の位置や形が、カテーテルのコイル塞栓術では難しい手術だったので、
開頭手術の方法がとられました。
開頭手術は何とかうまくいったようなのですが、
医師がこれからの2週間はとても大事な時期を迎えるので
注意が必要とのことで、集中治療室での術後を迎えたのです。
注意が必要な一つは、合併症の「血管れん縮」がまず最重要に注意しなければならないものです。
くも膜下腔(くう)に血液が広がると、
その中の血液中から血管を収縮してしまう症状「血管れん縮」が起こる可能性が高いのです。
そのまま放置の状態では脳梗塞を伴い、
脳細胞が壊死して元には戻らない
怖い状態になってしまうため注意が必要になるのです。
もう一つは水頭症です。脳室が大きくなり、髄液が大量に作り出され、
認知症のような症状になり意識がはっきりしない状態になるのです。
その場合の対処はシャント術で対応することになります。
知人の場合は、解頭手術には成功も、
集中治療室から一般病室に移り、血管れん縮は起きなかったものの、
水頭症と脳梗塞になり、後遺症が残ってしまったのです。
2週間はもとより、2週間を経過しても、脳梗塞の症状が見られないか、注意は必用になるのです。
水頭症はシャント術により回避できたもの脳梗塞の脳細胞の壊死に繋がったのは、
かなりショックで残念でならないです。
医師は最善を尽くしてはいますが、
患者への脳梗塞などに陥らない検査態勢を更に、
小まめにチエックできる態勢など、なんとかならなかったのかという感想があります。
注意深く見守っていたものの、周りから一般人の素人が見るだけでは
外からは脳梗塞に陥ったとは絶対に分からないので、
医師や病院の患者の検査・チエックを更に推し進めて欲しかったものです。