有酸素運動も無酸素運動も最初から急に大きな負荷をかけ過ぎると身体に影響も出てきます。
有酸素運動も無酸素運動もそうですが、運動することは代謝を高め健康を維持したり、健康能力を高めてくれるのでとてもいいことです。
ただし、『しかし、・・』が付きます。
体を鍛えようとして急に運動を始めるのはいいとしても、体に急に大きな負荷を一度にかけ過ぎることは良くないのです。
なぜか?
自身もこれまで運動は定期的にサイクリングの自転車漕ぎを有酸素運動として、少し負荷をかけ利用したり、無酸素運動では脚力や腕に筋力トレーニングを取り入れたりして長年やってきています。
しかし、ある時、運動が時間がとれなく、なかなかできなかったこともあり、これまで使ったことのない筋肉やヒジなど関節を使う体の部位に頑張って急に一度の負荷をかけると体に良くないことが身をもって分かりました。
これまで筋肉やヒザ、ヒジなどはある程度長年やってきているので、ある程度の負荷には耐えられると思い、これまでやってこなかった、腕立て伏せをするのですが、曲げの伸ばす肘(ヒジ)に負荷をかけることになるわけですが、かなり我慢して腕立て伏せの回数をカウントしながら、できる限界まで急に一度に負荷をかけ過ぎたところ、実は肘をいためることにつながったのです。
これは今まで無かったことだったのです。
腕立て伏せは相当以前に、数回のセットに分けて取り入れたりしたこともありました。徐々に腕立て伏せの回数を増やしていくスタイルです。この時は何も問題なく運動が出来ていました。
今回は、その3~4セットを一気に縮めるために最初の一回目に、回数を稼ぐために無理して我慢の限界まで一気にやったことに問題があったのでした。
今まで通り、数回に分けて腕にかかる負荷を分散していけば良かったのですが、それを省いて一気にいったのが肘に良くなかったのでした。
運動的には、腕立て伏せは腕の筋肉や肘の関節にとってもいいのですが、これまでずっとやってこなかった箇所に短時間で、急に我慢できるところまで腕立て伏せをしたところ、数日後には肘を痛めてしまったことに気づきました。
症状は肘を曲げると痛みが少し出て、動くには動くけど、ある程度の重さのある物を持ち上げるにも肘の負担が分かるくらい、これまで感じたことのないくらいの痛みが出てきたのです。
それは、2ケ月たっても少しは良くはなったのですが、それでも骨に異常が出たのか心配になったほどです。
3ケ月目を経過したところから回復に向かったような状態になりました。腕を回しても、少し重いものを持ち上げても以前のような痛みは走らなくなったのです。
こうした体験から言えることは、急な無理をした身体への負荷は急がなくても、ゆっくり徐々に負荷を上げていって、無理のない範囲で運動していく、運動能力を高めていくことをしていけば、体づくりと健康が同時に図れることになっていくことが身をもって体験できたこと。その気づきがとても大きかったと言えます。