ハチが人を襲う時期は例年8月から10月に集中して特に9月、10月はスズメバチ繁殖時期もありハチ被害が最も多い時期です。
ハチの習性としては縄張りに人が近づくと巣を守ろうとする本能が働き、人を刺そうとして、特にスズメバチの毒素は強力なため、人が刺されるとその患部はほとんどの場合は腫れあがります。
集団生活で行動しているスズメバチはその中に働き蜂が何十~何百匹のハチがいて女王蜂を育てていることが多く、そのため蜂の巣の近辺を数匹のハチが飛び回って警戒して飛び、外敵が近寄らないようにしているのです。
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警戒感が強く、人が近寄ると大きな羽の音を出して警戒、威嚇してきて、人に大きな動きがあれば攻撃してくることが多く、スズメバチは特に集団で刺しに来ることが多いのでかなり注意が必要になります。
スズメバチの羽音が聞こえたり、ハチが近づいてこれば、すぐにその場から離れ、立ち去って様子を見る必要があります。
スズメバチの刺し毒は強力で強い痛みと腫れが伴うので、むやみにハチに刺激を与えたり攻撃する事は避けた方が無難です。
スズメバチに限らず、一度ハチに刺されると人の体内にはハチの毒の抗体ができて、再度刺されると人によってはアレルギー反応である(アナフィラキシー・ショック)と言って、呼吸困難や血圧が下がり場合によっては死亡することもあるため、ハチに刺された時点で病院に駆け込む必要も出てきます。
ハチに刺された時は病院に行く必要がある?
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・スズメバチに刺された時。(下の写真はスズメバチ)
・指や腕、顔に刺されて腫れたとき。人によっては刺されても腫れない人もいます。体質によるのでしょう。
・ ハチに再度刺されたとき。
・その他、刺されて異変を感じた時。異変が無くても気になれば治療を受けましょう。
ハチに刺されたときの応急処置は?
・患部を指でつまんで毒を出すようにして流水で毒液を洗い流して、刺された患部を冷やします。
この際に、虫歯や口の中の口内炎などの患部から毒が体内に回ってしまう可能性が高いので、口では毒を吸いません。
危険性が高くドラマの中で、毒蛇に噛まれた時よくやっているように、口を刺された患部に付けて毒を吸うなどのマネは絶対しないように。
・患部を冷やした後、抗ヒスタミン剤をつけて応急処置する。
・すぐに病院に駆け込み、治療してもらう。
・体全体に症状が出て危ないと思われた場合は迷わず救急車を呼んで病院で治療受けましょう。アナフィラキシーショックでは数分間~30分程度の短時間でハレなど症状が出始めます。生死に関わる場合もあるため一刻も早い対応が必要になります。
スズメバチに襲われないための対策は?
・スズメバチは黒いものに特に反応します。黒いサングラス、手袋、黒い帽子、服装は避けて、白っぽい色のタオルや服装、帽子、手袋を使います。
・ハチ用防虫スプレー(普通の虫除けスプレーでは効き目がありません)、毒を吸い取るポイズンリムーバー(口を使って絶対毒を吸わないために。映画やドラマで見られるような、かっこよく口で毒を吸ってペッと吐かないように。下手すると命取りにつながります)、アナフィラキシー補助治療剤を携帯します。
・ 9月10月は特にスズメバチが繁殖する時期なのでできるだけその時期を避けて行動します。
・ハチは香りや匂いに敏感に反応するので、化粧水や香りの出る香水の類は体につけて出かける事はしないように。
・ハチを数匹見れば、何もしないでその場から静かに速やかに立ち去ります。(動いてアクションすると攻撃してきたと見られ反撃されます。仲間が出てきて集団で攻撃されると大変です)
・ハチを刺激しないように、特にスズメバチを手や腕で追い払ったりしても、またすぐに反転して攻撃してきます。しかも集団で来ることも多いので、作業中や歩行中であれば見たら静かに10メートル以上、まずは離れて近づかないようにして様子を見ます。
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